《お仕事で忙しい方でも受けやすい時間帯》
土曜日や平日夕方(18時以降)の内視鏡検査も可能です!!
胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)
午前中に行うのが一般的ですが、ふなきクリニックではお仕事や用事で平日の午前に来院できない患者さんのために、土曜日午前中や月曜日の午後(18時以降)も検査を行っております!!現在、胃カメラが可能な時間帯は以下の時間帯となります。(予約制)
- 月曜日(18:00~ or 18:30~)
- 火・水・木・金・土曜日(8:30~ 、10:00~ )
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
京都市内でも珍しい、土曜日の検査が可能です!!現在大腸カメラが可能な時間帯は以下の通りです。(予約制)
- 火・木・金・土曜日(12:00~ )
※現在新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、日本消化器内視鏡学会からの通達に従いまして、当院では経鼻内視鏡検査は行っておりません。胃カメラ検査は経口からのみとなっております。ご了承下さい。
※当院では感染対策の観点から、細胞を採取するための鉗子(生検鉗子)やポリープを切除するための処置具(スネア)は使い捨て(ディスポ)製品を使用しています。
《胃カメラはもうコリゴリ!とならないために》
「おえっ!!」となりにくい内視鏡検査を目指しています
当院では平成29年9月末より内視鏡システムを一新いたしました。
内視鏡検査の目的は①苦しくない検査で出来るだけ②早期に病気を発見することです。
①苦しくない検査のためには「細く」かつ「柔らかく」かつ「短時間」で
上部内視鏡はGIF-1200Nという上位機種を2024年3月より新たに採用しており、先端部外径5.4mm、挿入部外径5.8mmと非常に細いスコープであり、特に先端部の硬度を柔らかくしてあることにより鼻腔挿入時の疼痛が少なくスムーズな検査が可能となります。鼻腔の狭くてどうしてもカメラが通過しない方は、経口から同一のカメラで検査を行う事も可能です。その場合でも、従来のカメラより細いため嘔吐反射の軽減が可能です。また、画質もHD(ハイビジョン)規格であり、画質は非常に鮮明で微小病変の発見も容易になっています。
②早期に病変をみつければ、がんは少ない負担で根治が可能です!
最新機種はライトが明るく画質が良いため、微小な病変を早期に発見し易くなっています。結果、検査も早く終わります。経鼻内視鏡は見落としが多いといわれていたのは、もう昔の話となっています。
また、内視鏡検査は光を病気に当てて観察するのですが、波長を変えた特殊な光を当てることにより病変を早期に発見し易くすることが可能となってきています。詳しくはこちらをクリック↓↓↓
参考 オリンパスメディカルシステムズ株式会社 NBIシステム
現在、内視鏡手術の技術やデバイスの改良がどんどん進んでおり、早期の食道癌、胃癌、大腸癌は内視鏡手術で根治出来ることが多くなってきています。従来であれば、外科手術で胃を2/3切除したりしていたわけですが、内視鏡手術であれば身体への負担が段違いに少なくなります。よって、内視鏡で根治できるうちに病気を見つけることが非常に大切です。
別記事もあわせてお読み下さい↓↓↓
実際の経鼻内視鏡の写真
従来、口から挿入していたスコープとの比較の写真は以下の通りです。
《なぜ胃カメラで「おえっ!」となるの?》
内視鏡検査を受けられたことのある方なら分かると思うのですが、検査の最中に「おえっ!」と嘔吐反射がでることがあります。これは舌の付け根(舌根)に内視鏡が当たることで反射が起こることが原因なんですね。これは若い人の方が反射が強く、検査による緊張や不安などで一層強く生じてきます。
また私の長年の経験から申し上げますと、我々医療者(医師、看護師)が患者さんの緊張を解く事、検査中も声かけをすること、患者さんの背中をさすってあげる事により、検査を楽に受けて頂く事が可能です。
内視鏡検査は定期的に受けて頂く必要が多い検査ですので、当院では、「もう2度と受けたくない!」となってしまわないように細心の注意を怠らず、愛護的に検査を行っております。
鼻からの胃内視鏡では右の図のように鼻腔を通って食道に入っていき、舌根にふれることがないので咽頭反射はほとんどありません。
コミュニケーションがとれる!
鼻から挿入する経鼻内視鏡検査のメリットの一つにしゃべれることがあげられます。検査中は患者さんの緊張をとるために、様々な声掛けをさせていただきながら検査を進めますが、コミュニケーションがとれることで、緊張していた患者さんも徐々にリラックスされ、体感時間も短く感じられるようです。
鼻からの内視鏡検査の流れ
1.検査前日
夕食は軽めにとり、22時以降は水・お茶などの透明な水分だけにしていただき、早めの就寝を心がけてください。
2.検査当日の朝
飲食(水・お茶を除く)、喫煙、薬の摂取は避けてください。
*常用薬を服用されている方は事前に医師にご相談ください。
3.検査前の準備
胃のなかをきれいにするための液体の薬を飲み、体の向きを変えて胃内に行き渡らせます。
4.鼻腔の麻酔→喉の麻酔
両方の鼻腔に局所血管収縮剤を噴霧します。
血管収縮剤は鼻腔を拡大し表面からの鼻血などの出血を予防します。
挿入する鼻腔に柔らかいチューブを細いものから順番に90秒間2回留置し、鼻腔ルートを拡張します。
5.内視鏡検査
口腔内→食道→食道・胃接合部→十二指腸→胃→食道→口腔内と順番に観察します。
検査時間は5分~10分です。必要に応じて病変の細胞を採取したりピロリ菌感染のチェックを行います。
7.検査後
検査が終わりましたら、少し休んでいただきます。この際、まだ咽頭麻酔が効いておりますので、口をゆすいでもらう事はできますが、飲水は30分ほど控えて頂きます。
気分や体調がすぐれないときは、すぐに医師に伝えましょう。
8.検査結果説明
検査結果をパソコン上で写真を見ながらご説明します。ご自身の胃の中の写真を実際に見ていただきます。
気持悪くて見たくないという方は無理にお見せすることはありませんのでご安心ください。
大腸内視鏡検査・大腸ポリープ日帰り手術について
①大腸カメラ(大腸管内視鏡検査)
~痛くない大腸カメラを目指して~
当院では大腸内視鏡検査はOLYMPUS社のPCF-H290ZIという機種で行っております。このカメラの特徴として、①拡大観察が可能②細径化されており柔らかく挿入時の痛みが少ない③硬度可変が可能なため腸がたわみ易い方でも挿入が容易となる、といったOLYMPUS社の最新の技術が濃縮されており、現行の機種では最も使い勝手のよいファイバーであると考えております。
また当院では苦痛の少ない大腸カメラのためには、腸をふくらます為に使用するガスにもこだわっています。
通常であれば、空気を使用するのですが、当院ではお腹の張り感を軽減する効果のある炭酸ガスを使用しています。炭酸ガスだとなぜお腹の張り感が少なくなるのか?の解説はこちらをクリック→お腹の張りを軽減!炭酸ガス装置による大腸内視鏡検査
料金案内(3割負担の方)
内視鏡検査のみで終了の場合:約5,000円
内視鏡検査と細胞採取の検査を行った場合:上記に加え、4,000~11,000円(細胞採取を行った場所、個数により異なります)
以上より、合計で7,000~15,000円程度となります。
②大腸ポリープ日帰り手術
~小さいポリープは入院せずに日帰りで~
検査でポリープなど腫瘍性病変を認めた際、比較的安全に切除出来ると判断したポリープはその場で切除することが可能です。一般的に大腸ポリープ切除の手術は病院で1泊2日の入院で行われておりますが、日帰り手術で対応可能なポリープは直径5~10㎜程度のポリープになります。日帰り手術が可能なため、精神的・時間的・金銭的負担が少ない手術です。
日本内視鏡学会の調査では、合併症として穿孔(腸に穴があくこと)や出血の報告がありますが、それは非常に稀なケースです。
当院では緊急時の対応など近隣の医療機関と提携し、十分な説明の上で施行しております。
料金案内(3割負担の方)
ポリープ1箇所の場合:約20,000~22,000円
1箇所増えると2,000~2,500円程度の追加となることがあります。
※2割負担の方は上記の2/3、1割の方は1/3程度とお考え下さい。
※状況により多少異なる場合もありますのでご不明の点がありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。