お薬の話– category –
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お薬の話
C型肝炎の新しい治療について
こんにちは。院長の舟木です。 今回はC型肝炎の新しい治療について書いてみます。 これまで、C型肝炎の治療はインターフェロン(IFN)という注射を含む治療が中心でしたが、インターフェロンの副作用が問題となっておりました。 インターフェロンの副作用... -
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多剤服薬(ポリファーマシー)について 【その症状は薬のせい?】
先日、若手医師が勉強のために読む月刊誌を読んだのですが、興味深い特集がありました。 多剤服薬(ポリファーマシー)についてでした。 ポリファーマシーはポリ(poly)+ファーマシー(pharmacy)の造語で、要は多剤服薬の事です。 一般的には5種類以上の... -
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漢方薬の飲み方。温服【おんぷく】について
漢方薬は当院ではエキス製材という粉薬を使用しております。 漢方というと、煎じ薬を思い浮かべられるかもしれませんが、 エキス製剤というのは、煎じ薬の水分を蒸発させて粉薬にしたものなのです。 よって、水で飲むことも可能です。 しかし、葛根湯(カ... -
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プロトピックの正しい塗り方
2019年5月11日アップデート こんにちは。院長の舟木です。 アトピー性皮膚炎の治療の主体はステロイドの外用と保湿剤によるスキンケアです。 ステロイドの外用は非常に有効であり、適切に外用する範囲では副作用もさほど心配は要りませんが、副作用の過剰... -
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インフルエンザ予防接種の効果について
2020年10月8日追記 高齢者はなぜインフルエンザワクチンが必要なの? 65歳以上の高齢者は京都市の補助でインフルエンザの予防接種を受けることが出来ます。これは、高齢者がインフルエンザに感染すると、その後肺炎を発症し命に関わることが起こりやすいた... -
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アトピー性皮膚炎を再発させないための工夫
アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質と乾燥肌体質が相まって発症することが多いです。 一度よくなっても、ちょっと油断するとすぐに再燃することも少なくありません。 肉眼で皮膚がきれいになっていても、顕微鏡レベルではまだまだ炎症が残っていることが... -
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ステロイドの塗り薬の適量とは?
Q.皮膚の病気に対して、ステロイドの外用薬を使用する場合、実際どのぐらいの量を塗るのが適量なのでしょうか? A.人差し指の先から第一関節までチューブから押し出した量を成人の手で2枚分の面積に塗るのが適量となります。 塗る回数は2回/日が基本ですが... -
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肩こり・頭痛に。 【葛根湯の飲み方の工夫】
2019年5月11日アップデート こんにちは。院長の舟木です。 今回は漢方薬で、ツムラの1番。葛根湯についてお話させていただきます。 葛根湯といえば風邪の初期に使用する有名な漢方薬ですが、肩こりや筋緊張性頭痛にも適応があります。 当院はツムラの漢方... -
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便秘のお話 2 「上手な便秘薬の使い方とは?」
便秘でお薬を飲まれている方はたくさんおられると思いますが、実際にどのように作用しているかまで理解されている方は少ないのではないでしょうか? 今回は便秘のお薬についてお話いたします。 便秘のお薬は大きく分けて二つに分かれます。 ①刺激性下剤 ②... -
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痛み止めをよく飲む方はご注意!「薬剤乱用頭痛」のお話
【薬剤乱用頭痛とは?】 こんにちは。院長の舟木です。 頭痛、腰痛、関節痛、生理痛など色々な痛みでお悩みの方はたくさんおられると思います。 そういった方は市販で痛み止めを買って内服されていたり、病院でロキソニンなどの痛み止めを処方されている方...