こんばんは。院長の舟木です。
前回の投稿で、発熱・風邪症状の方は、病院を受診せずに、まずは自宅療養とお伝えしました。
では、自宅療養していて、どうなったら新型コロナを疑い帰国者・接触者相談センターに相談したらいいのか?解説いたします。帰国者・接触者相談センターは現在電話が殺到しておりなかなか繋がりませんので参考になれば。
①毎日朝晩体温を測って紙に記録しておく。
②37.5度以上が4日以上続けば、電話です。繋がらなくてもかけ続けてください。ただし、解熱剤を使用している場合は熱が下がっているとは考えませんので注意が必要です。解熱剤は8時間以上は効きませんので、効果が切れてきて熱がでてくれば、それは熱が続いていると考えます。
③強い倦怠感や呼吸苦がでてきても、電話です。繋がらなくてもかけ続けてください。電話をかけ続けられないぐらい苦しければ救急車を呼んでください。
④解熱剤を使用せずに熱が下がってくればひとまず安心です。ただし、すぐに人と接触することはしてはいけません。引き続き体温を1日2回測定し72時間(丸三日間)発熱を認めなければ大丈夫と考えて良いでしょう。72時間の間に再度37.5度以上の高熱が出てくれば、電話です。繋がらなくてもかけ続けてください。
以上のマニュアルでほとんどの方は対応可能だと思います。もちろん、経過は人それぞれですから当てはまらず心配な方もいらっしゃるでしょう。その場合は、かかりつけ医に電話で相談されてもよいのではないでしょうか?当院は時間が許す限りかかりつけ患者さんの相談には対応させていただこうと考えております。(こちらもマンパワーは有限ですので、上記マニュアルで対応可能な方、全くの新規の方の相談はお控え頂けましたら幸いです。)
監修・文責 日本内科学会 総合内科専門医 舟木 準