2019年5月11日アップデート
こんにちは。院長の舟木です。
今回は漢方薬で、ツムラの1番。葛根湯についてお話させていただきます。
葛根湯といえば風邪の初期に使用する有名な漢方薬ですが、肩こりや筋緊張性頭痛にも適応があります。
当院はツムラの漢方薬を採用しておりますが、すべてエキス剤(粉末)となっております。
エキス剤は、生薬を煎じた液からエキス成分を抽出し製剤化した、いわばインスタントコーヒーのようなもので、煎じる手間がかからない上、携帯に便利で、服用しやすく、香りもマイルド。長期保存も可能です。
粉末を水で飲んでいただくのも良いのですが、温服(おんぷく)といいましてお湯で溶いて飲むという方法もあり、この葛根湯に関しましては、肩こりや頭痛(筋緊張性)の際は温服がオススメです。
さらにオススメの内服方法としましては、お湯で溶いた葛根湯にスーパーで売っている生姜のチューブを少量(5mmぐらい)混ぜて飲むという方法です。
これからの寒い季節の肩こりや筋緊張性頭痛には、この飲み方が非常に身体が温まり、効果も高くなると言われております。
もちろん葛根湯はそれなりに消化管に負担のかかるお薬ですので、専門医に相談の上内服してください。
以上、葛根湯のお話でした。
肩こりや頭痛でお悩みの方は、お気軽に京都市西京区ふなきクリニックにご相談ください。
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監修・文責 日本内科学会 総合内科専門医 舟木 準