これまで、胃カメラによる胃がん検診は内視鏡医が2名以上在籍する医療機関に限られておりましたが、京都市ではH30年11月より内視鏡医が1名の医療機関でも所定の基準を満たしていれば実施出来ることになりました。
当院は、この度その認定実施医療機関に選定されました。
以下に詳細を記載します。
《対象者》
誰でもこの健診の対象となるわけではなく、以下の条件を満たした方が対象となります。
- 京都市内に住民登録がある50歳以上の方が対象 ※年齢については受診すると氏の12月31日時点での年齢で判定します。
- 2年に1回受診可能(前年もこの健診で胃カメラを受けている方は対象外となります。)
ただし、以下に該当する方は、上記を満たしていても対象外となります。その場合は病気や症状により通常の保険診療での受診が可能となる場合があります。
《上記を満たしていても対象外の方》
- 妊娠中、あるいは妊娠している可能性のある方
- 入院中の方
- 胃の病気で治療中の方(ピロリ菌除菌治療中を含む) →必要に応じて通常の保健診療での検査となる場合があります。
- 胃全摘術後の方 →必要に応じて通常の保険診療での検査となる場合があります。
- 内視鏡を安全に施行出来ないと判断される方(抗血栓薬内服中の方など) →必要に応じて通常の保険診療での検査となる場合があります。
【実施費用】
3,000円
ただし、以下の方は免除対象者となりますが、各種証明書が必要となります。
《免除対象者》
- 受診日時点で70歳以上の方
- 福祉医療費・生活保護・中国残留邦人等支援法に基づく支援給付を受給されている方
- 後期高齢者医療に加入されている方
- 当該年度分の市民税あg非課税の世帯に属する方
【生検をした場合】
ポリープやびらんなど病理組織検査を実施した方が良いと判断した場合は、内視鏡下生検(粘膜の細胞を採取する行為)を行います。
その場合の費用は通常の保険診療となり、この健診の範囲からは外れます。
よって、追加料金が発生する場合がありますのでご了承下さい。
監修・文責:日本消化器内視鏡学会専門医・指導医 医師 舟木 準