075-335-0220

押してください。電話がかかります。

ウィズコロナの時代だからこそ、肺炎球菌ワクチンを!

こんにちは。院長の舟木です。今回は肺炎球菌ワクチンについてです。

目次

肺炎球菌とは?

まず、肺炎球菌という菌についてご説明いたします。

肺炎球菌は肺炎の原因菌として最も頻度が高く、重症化および死亡に関連していた事が国内データで発表されています。肺炎は抗菌薬で治療が可能ですが、肺炎をきっかけに入院となったり、心肺機能が低下したりするため、予防出来るに超したことはありません。実際、肺炎で入院すると認知症のリスクが約2~3倍になるという報告もあります。

健康な人の気管から侵入することは稀ですが、風邪を引いて気管支炎を起こしたり、入院して気管内挿管をした際などに気管が傷付いて、そこから侵入し肺炎を起こすと言われています。ウィズコロナの時代には、コロナ感染で気管や肺がダメージを受けた際に、肺炎球菌に混合感染することだけは避けなければいけません。

肺炎球菌ワクチンとは?

続いて、肺炎球菌による肺炎を予防するためのワクチンについてご説明いたします。

肺炎球菌ワクチン

現在、65歳以上の方は5歳刻みでニューモバックス(PPSV23)というワクチンが助成の対象となっております。このワクチンは、23種類の肺炎球菌の抗原が含まれ、肺炎を起こしやすい侵襲性の肺炎球菌の約80%をカバーしております。ただし、免疫記憶を確立しないため、5年以上の間隔を空けたうえで、追加接種が必要となります。また、5年以内に打ってしまうとアレルギーを起こす可能性が高くなりますので一度打たれたことがある方は、いつ打たれたかを正確に把握しておく必要があります。

これに対し、プレベナー13(PCV13)というワクチンは生後2ヶ月~6歳未満の方が助成の対象で、肺炎球菌の60~70%しかカバーしていませんが、免疫記憶を確立するため、一度の接種で効果が持続します。

ふなきクリニックのワクチンのページはこちら

当院では65歳以上の方のニューモバックスの接種を行っております。助成の案内が来ている方は任意接種よりも自己負担金が少額となりますので接種をお勧めいたします。

監修・文責:日本内科学会総合内科専門医 医師 舟木 準

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次