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アレルギー検査結果はこう考えてください!

こんばんは。ご無沙汰しております。院長の舟木です。

今回は、血液検査でできるアレルギー検査(特異的IgE抗体検査)について書いてみようと思います。

血液で行うアレルギー検査は、特定のアレルギーの原因物質(アレルゲン)に反応があるかを、クラス別に1~5まで判断し、クラスが高いほど強いアレルギー反応を示すと考えられています。

ここで、アレルギーの反応が出ていないからアレルギーではないと考えてよいか?ということですが、そうとは言い切れません。

以下、注意点を箇条書きにしてみます。

  • 鼻炎、気道アレルギー、皮膚アレルギーの区別は付けれない
  • 抗原蛋白の一部の反応しか見ないため20~50%程度の偽陰性(アレルギーが有るのに検査で無いとでること)がありうる
  • 牛乳、卵の反応の信頼度は高いが、その他の食物の精度はあまり高くない
  • 特異的IgE抗体が陽性であっても実際に疾患として現れないこともある

以上よりある程度の参考にはなるとご理解いただければ良いかと思います。

検査を受けられたことのある患者さんは、実際に症状が出ているかどうか検査結果を見ながら、再検討されてみるのもいいのでは無いでしょうか?

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